無料の勤怠管理システムとは? 主要11社のおすすめ比較表から注意点まで

「Excel集計に時間がかかって、締め日はいつも残業している」
「ずっと無料の勤怠管理システムに切り替えたい」

無料の勤怠管理システムのデモ画面から、システム導入診断チェック、主要11社の比較早見表、おすすめの無料の勤怠管理システムまで、はじめての導入でも迷わない情報を1つずつ見ていきましょう。

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無料の勤怠管理システムでできること

1. 集計作業を自動化する仕組み

ワンクリックで正確に打刻が記録されて、個別に集計結果が見れます。CSVでそのまま出力できるため、給与計算システムとの連携もスムーズです。以下は、勤怠管理システムの無料プランで使える主要機能を再現したものです。実際に出勤ボタンや入力欄が動きます。

打刻ボタンを押した瞬間に合計値を計算し、残業時間ランキングや有休取得状況も一元管理できる、このような一連の機能が「初期費用0円・月額料金0円の勤怠管理システム」です。多くの無料プランではパソコンとスマホの両方に対応しており、集計データを給与計算ソフトに連携できます。

上記のデモでも「打刻」と「ダッシュボードへの反映」が一瞬で繋がりました。タイムカードやExcelによる勤怠管理の最大の課題は、打刻データの回収から集計完了までに多くの手作業が発生する点です。無料の勤怠管理システムを導入すれば、自動集計機能をコストゼロで活用できます。

タスクタイムカード・Excel管理無料システム導入後
打刻データの回収部署ごとにファイルを回収、またはタイムカードを収集して統合する全従業員の打刻がリアルタイムで自動集約される
残業時間の計算1人ずつ出退勤時刻を確認し、算出する打刻データから深夜・休日を含め自動で分類される
入力ミスの修正本人にチャットや口頭で確認し、差し戻す打刻漏れを自動検知し、アラートで本人に通知する
給与ソフトへの連携集計データを手入力で転記するCSV出力またはAPI連携でそのまま取り込める

2019年の労働基準法改正で、企業には従業員の労働時間を客観的な方法で把握する義務が課されました。自己申告だけに頼るExcel管理では、この要件を満たすのが難しくなっています。

2. 時間外労働の超過を事前に防ぐ

勤怠管理システムのデモにあったダッシュボードにも「残業が44時間に到達」というアラートが表示されていました。これは労働基準法により、月45時間・年360時間を超える残業は原則違法だからです。

紙やExcelによる管理では、各従業員の残業時間をリアルタイムでは把握できず、気づいたときには上限を超えていたというリスクを抱えています。労基署の定期監督では「把握できていなかった」は通用しません。

そこで、無料の勤怠管理システムにも「残業時間の自動集計」と「残業超過のアラート」が標準搭載されているケースが多くあります。有料版でなくとも、上限に近づいた段階で管理者と本人の両方に通知が届き、超過を未然に防ぐことが可能です。

3. スマホ打刻で正確に把握できる

営業職や現場作業者など、オフィスに出社しない従業員の勤怠管理は、正確な把握が難しい領域です。直行直帰だと出退勤時刻は自己申告に頼らざるを得ず、客観的な記録が残りません。勤怠管理システムなら、以下のような機能が用意されています。

勤怠管理システムの打刻機能

  • スマホのGPS機能で打刻時の位置情報を自動記録できる
  • スマホアプリやブラウザからワンタップで打刻できる
  • ICカードやQRコード、LINE・Slackなど多様な打刻手段もある
  • 打刻はリアルタイムで管理画面に反映され、即座に確認できる

管理者が正確な勤怠を把握でき、テレワークでの不正申告の抑止にもつながります。有料版と遜色ない打刻機能を、月額0円で導入できるのが、無料の勤怠管理システムの強みです。

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無料の勤怠システム導入診断チェック

タイムカードやExcelで勤怠管理している企業が抱える、典型的なチェックリストです。それぞれに当てはまるかどうか、率直に診断してみましょう。

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現在の勤怠管理の課題から、導入すべきタイミングかどうかがわかります

第 1 問 / 8
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当てはまらない 当てはまる

※ 実際の状況は条件によって異なる場合があります。本診断結果はあくまでも目安としてご利用ください。

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無料の勤怠管理システム11社を比較

同じ「無料」でも、3名までのものから30名までのものまで幅広く、対応機能もICカード打刻からGPS打刻、シフト管理、給与計算連携までさまざまです。まずは主要10サービスを横並びで眺めて、それぞれの無料条件と特徴を把握するところから始めましょう。

サービス名無料条件特徴
フリーウェイタイムレコーダー無料(10名まで)ICカード・手動打刻対応。同社の無料給与計算ソフトとも連携できる
スマレジ・タイムカード無料(10名まで)GPS打刻・写真撮影で不正防止。スマレジPOSレジとの連携が強み
タブレットタイムレコーダー無料(3名まで)iPad1台で最大300名対応。月額不要の買い切り型で4名以上は11,800円〜
オツトメ!無料(人数無制限)広告型モデルで永続無料。打刻・勤怠集計・CSV出力・スタッフ管理が使える
HRMOS勤怠無料(30名まで)シフト管理オプションも無料。残業・有給・36協定レポートに対応
ジョブカン勤怠管理無料(10名まで)出勤・シフト・有給申請・工数管理の4機能を自由に組み合わせ可能
freee人事労務2ヶ月無料トライアル給与計算・年末調整・社保手続きまで含む統合型。月440円〜
マネーフォワードクラウド勤怠1ヶ月無料トライアル給与・会計・労務と一気通貫連携。ワークフロー・シフト管理も搭載で月2,728円〜
KING OF TIME30日無料トライアル勤怠管理システムシェアNo.1。打刻方法が豊富で6万社以上が利用している。1名あたり330円
CLOUZA30日無料トライアルアマノ製タイムレコーダーとシームレス連携。初期費用0円・1名あたり220円の低コスト

※ 2026年5月時点

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ずっと無料の勤怠打刻システム3選

打刻・集計に機能を絞り、5〜10名以下の小規模事業者でも手軽に使えるタイプです。人数制限の範囲内なら期間の定めなく無料で運用でき、シフト管理や申請ワークフローが不要なシンプルな現場に向いています。ICカードやスマホ・タブレットを打刻端末として使えるため、紙のタイムカードからの移行もスムーズです。

サービス名月額料金(税込)特徴
フリーウェイタイムレコーダー無料(10名まで)ICカード・手動打刻に対応。勤怠集計をCSV/PDFで出力でき、同社の無料給与計算ソフトとも連携できる
スマレジ・タイムカード無料(10名まで)GPS打刻・打刻時写真撮影で不正防止。スマレジPOSレジとの連携を生かした店舗向けの設計
タブレットタイムレコーダー無料(3名まで)iPad1台で最大300名が打刻できる設置型。月額不要の買い切り型で、4名以上は11,800円〜(税込)の初期費用のみ

※ 2026年5月時点

1. シンプルな操作性のフリーウェイタイムレコーダー

フリーウェイタイムレコーダー

フリーウェイタイムレコーダーは、10人までは無料、画面がシンプルで操作に迷うストレスがありません。基本的な機能は利用できますが、シフト管理やカスタマイズ、有人サポートは有料です。フリーウェイシリーズの給与計算や会計ソフトの無料プランとセット使えば、バックオフィス業務を無料で効率化できます。

2. 店舗・対面重視のタブレットタイムレコーダー

タブレット タイムレコーダー

タブレットタイムレコーダーは、従業員が私物のスマホで打刻するのではなく、iPad1台を端末にして全員が打刻するスタイルです。誰が出勤しているかを一目で把握できます。3人まで全機能が無料、追加10名ごとにライセンスを購入する買い切り型です。飲食店やクリニックなど、1カ所に集まって打刻する現場に向いています。

もっと詳しく 10種のDX機能を全67ページで詳しく解説。何から始めるべきか、判断のヒントが見つかります。
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ずっと無料の勤怠管理システム4選

シフト管理・有給申請・残業集計まで対応し、主要機能を無料で使えるタイプです。打刻だけでなく、申請・承認や労働時間のレポートまで一元管理したい10〜30名規模の企業に向いています。多機能なフリープランと、人数無制限で完全無料なシンプル型を合わせて紹介します。

サービス名月額料金(税込)特徴
オツトメ!完全無料(人数無制限)広告型モデルで人数制限なく永続的に無料。打刻・勤怠集計・CSV出力・スタッフ管理が使える
HRMOS勤怠無料(30名まで)30名まで主要機能が無料。シフト管理オプションも無料で、残業・有給・36協定レポートに対応
ジョブカン勤怠管理無料(10名まで)出勤・シフト・休暇申請・工数管理の4機能を自由に組み合わせ可能。有料は1機能220円/人〜(税込)
Teasy無料(5名まで)打刻者ファーストでユーザーフレンドリーなUI、無料でフル機能利用可

※ 2026年5月時点

1. 広告型モデルで完全無料のオツトメ!

オツトメ!

オツトメ!は、広告表示によって運営されている、完全無料の勤怠管理システムです。その分、機能もシンプルで基本的な勤怠管理、勤務時間の自動計算、データCSV出力、画面デザインのカスタマイズに絞られています。とにかく無料でシンプルに打刻と集計だけしたい企業におすすめです。

2. 総合力No.1のHRMOS勤怠

HRMOS勤怠

HRMOS勤怠は、30人まで永年無料で、機能の網羅性が圧倒的。無料版でも有給休暇管理や残業アラートなど、有料級の機能が揃っており、「無料だから機能が足りない」というジレンマが少ないツールです。スタンダードなものを使いたい企業や将来的に有料化も視野に入れている場合に向いています。

3. IT・クリエイティブ向けのTeasy

Teasy

Teasyは、30人まで無料で、勤怠管理と工数管理をを1つに統合したシステムです。「案件ごとの工数」が測れるため、プロジェクトの採算管理も可能。IT制作会社、デザイン事務所、コンサル業など、クリエイティブな業界に向いています。

無料トライアルできる勤怠管理システム4選

給与計算・人事管理との連携を含む総合型で、一定期間(30〜60日程度)すべての機能を試せるタイプです。勤怠データを給与計算にそのまま流し込めるため、月次処理の工数を大きく減らせます。将来的な組織拡大を見据えて人事労務をまとめて整備したい企業に向いています。

サービス名無料期間月額料金(1名あたり・税込特徴
freee人事労務2ヶ月無料440円〜給与計算・年末調整・社保手続きまで含む統合型。勤怠データが給与計算に自動連携される
マネーフォワードクラウド勤怠1ヶ月無料2,728円〜マネーフォワードの給与・会計・労務と連携。シフト管理・ワークフロー・アラートが一体化
CLOUZA30日無料220円アマノ製タイムレコーダーとシームレスに連携。初期費用0円で申請承認・有休管理をオプション追加できる
KING OF TIME30日無料330円勤怠管理システムシェアNo.1。打刻方法が豊富で、6万社以上が利用する大規模対応の総合システム

※ 月額料金は一般的なプランにおける価格設定
※ 2026年5月時点

無料の勤怠管理システムの注意点

1. 人数制限と機能制限の条件

無料プランの場合、利用人数と機能に制限がある場合がほとんどです。この点を確認せずに導入すると、すぐに有料プランへの切り替えを迫られかねません。まず自社の従業員数と必要な機能を明確にしたうえで、無料の範囲で運用が成り立つかを判断してください。

確認項目チェックポイント
利用人数の上限何人まで使用可能か、人の入れ替えはできるか
機能の制限範囲自社に必要な機能が無料で使えるか
データ保存期間法律上必要な5年間のデータ保管ができるか
広告表示の有無管理画面にバナー広告が表示されるか

2. 自社の勤務形態に対応しているか

事務所勤務が中心ならPCブラウザ打刻で十分ですが、工場や店舗に共有端末を置くならICカードやQRコード打刻が必要になります。営業や現場作業で直行直帰が多い職場では、スマホでの打刻が欠かせません。

自社の勤務スタイル必要な打刻手段選定時の注意点
事務所中心でPC常用PCブラウザ打刻ほぼすべての製品が対応
工場・店舗に共有端末を設置ICカード打刻、QRコード打刻無料プランでICカード打刻に対応しているか要確認
直行直帰・外回りが多いGPS付きスマホ打刻GPS記録が無料プランの範囲に含まれるか要確認
チャットツールを日常的に使用LINE・Slack打刻対応している製品が限られる

また、固定時間制のみの職場なら基本機能で足りますが、シフト制やフレックスタイム制、変形労働時間制を採用している場合は、それぞれの計算ロジックに対応しているか、無料プランの範囲で使用できるかをチェックする必要があります。

3. 有料化したときの費用

無料プランで始めても、従業員の増加や機能拡張に伴い、有料プランへの移行が必要になる可能性があります。そのときに備えて有料プランの費用感を確認します。勤怠管理システムの有料プランは、多くが1ユーザーあたり月額制での従量課金制を採用していますが、料金の安さだけはなく以下のポイントもチェックします。

無料の勤怠管理システムのチェックポイント

  • 基本料金に含まれる機能と、オプション料金が発生する機能を確認する
  • 自社の給与ソフトと連携できるか
  • IT導入補助金や働き方改革推進支援助成金の対象になるか
  • サポート体制の充実度

無料の勤怠管理システムでよくある質問

── 無料プランと無料トライアルは何が違う?

無料プランは期間の制限がなく、ずっと無料で使い続けられるプランです。「無料トライアル」は期間限定で全機能使える試せるお試し期間で、期間終了後は有料プランへの移行が前提です。

項目無料プラン無料トライアル
無料期間無制限期間限定(14〜30日程度)
使える機能使える機能に制限がある全機能を使える
登録人数上限があることが多い無制限で試せる場合が多い
主な目的永続的なコスト削減導入前のミスマッチ防止

── 無料プランはいつまで使い続けられる?

利用人数の条件を満たす限り、期間の制限なく使い続けられます。例えば、HRMOS勤怠は30名以下、フリーウェイタイムレコーダーは10名以下であれば、期限の定めはありません。ただし、過去に無料枠の人数上限が引き下げられたサービスも存在するため、将来的に無料プランの条件が変わる可能性はあります。

── 無料から有料へ切り替えるサインは?

以下の状況に当てはまったら、有料版への切り替えを検討すべきタイミングです。特に手作業による管理の限界を感じた時が、一番の切り替え時になります。「手間の削減」は作業にかかる人件費も減るため、結果として有料版の方が安上がりになるケースが多いです。

サイン詳細
従業員数が上限のマイナス2名になった「2名分の空き」があるうちに、有料プランの選定やデータ移行のシミュレーションを始めるのがベスト
労働基準法を確実に守りたい残業時間の自動集計やアラート機能で無料ツールには含まれないことが多い。この機能があれば「うっかり違反」を防げる
承認フローもデジタル化したい有料システムの多くは、休暇申請→承認→そのまま勤怠データに反映、というフルデジタル化が可能
バックオフィス業務がパンクしそう人事労務ソフトや給与ソフトと連携できるシステムに変えることで、大幅な業務効率化ができる

── 有料への切替時、データ移行は?

同一サービス内で無料プランから有料プランにアップグレードする場合、データ移行は原則不要です。管理画面上でプラン変更の手続きを行うだけで、蓄積した打刻データや従業員情報はそのまま引き継がれます。一方、別のサービスへ乗り換える場合は、データの移行が発生します。

最初の選定段階で有料プランへ移行する場合を想定し、CSVエクスポート機能の有無と出力項目を確認しておけば、あとから余計な手間を抱えずに済みます。

中野貴利人

株式会社ミツモアのマーケティング本部SaaSビジネス部所属。現場向けの業務支援システム「プロワン」のAIコンテンツマーケティングを担当。建設、設備工事、ビルメンテナンス、リフォームなど、現場業界に向けたお役立ち情報を制作。著書5冊。

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