工事完了報告書の無料テンプレート!エクセルの書き方・記入例・注意点

「工事完了時の報告書を作りたい」
「工事ならではの記入例を見たい」

無料でダウンロードできる工事完了報告書のテンプレートから、必要な入力項目と記入例、メリット・デメリットまで、事務作業の負荷を減らすための具体的なステップを順に見てみましょう。

工事完了報告書とは?必要な3つの理由

工事完了報告書とは、契約通りに工事が完了したことを正式に報告する書類です。建設工事、リフォーム工事、設備工事、内装工事などが完了したあとに作成されます。法律で明確に義務付けられているわけではありませんが、以下のような理由で発行する企業が多いです。

報告書が必要な理由具体的な役割
完了証明とトラブル防止書面で残し、「工事が終わっていない」「内容が違う」といったトラブルを防止、クレーム発生時には対応経緯を示す証拠書類としても活用できる
会計処理の起点になる特に法人の場合、報告書の作成日を基準に固定資産・減価償却へ計上するため、正確な日付の記載が不可欠
ローン審査の必要書類住宅やマンションのリフォーム工事において、リフォームローン利用時に金融機関から提出を求められるケースがある

また「工事完了報告書」と似ている書類がいくつかあります。例えば「工事完了届」は官公庁への届出書類、「作業完了報告書」は工事全体ではなく一部の工程に焦点を当てた報告書であり、社内管理や日報代わりに使われることもあります。

書類名主な目的提出先
工事完了報告書工事内容と結果を詳細に報告元請業者・発注者
工事完了届工事完了の届出(行政手続き)官公庁・自治体
作業完了報告書特定作業の完了を報告元請・社内

工事完了報告書エクセル(標準型)

シンプルで汎用的な工事完了報告書テンプレートです。基本項目(宛名・工事名・工期・請負金額・工事内容)に加え、お客様確認欄を設けているため、双方の署名や押印で完了確認ができます。

工事完了報告書エクセル(経費内訳)

標準型の項目に加え、工事費用の内訳表を搭載しています。項目名・数量・単位・単価を入力すると、金額が自動計算されます。小計・消費税・合計も自動で算出されるため、手計算のミスを防げます。

工事完了報告書エクセル(写真台帳付き)

報告書本体と写真台帳の2シート構成です。写真台帳には施工前・施工後の写真を6枚貼り付けるスペースがあり、撮影箇所や説明を記入できます。

工事完了報告書に必要な項目

工事完了報告書には決まった書式はありませんが、記載すべき基本項目はどのフォーマットでも共通です。以下の一覧表の項目と記入例をベースにすれば、抜け漏れのない報告書が仕上がります。

項目記入例ポイント
宛名株式会社〇〇建設御中正式名称で記載し、(株)などの省略はNG
工事名〇〇邸 外壁塗装工事場所名など含め、他案件と区別できるように
工期令和〇年〇月〇日 〜 令和〇年〇月〇日複数日の場合は着工日と完工日の両方を記入
請負金額1,650,000円(税込)税抜・消費税・税込を明記
工事内容外壁塗装工事箇所・工法を具体的に記載
施工写真施工前・施工後の比較写真引きとアップの2種をセットで
施工業者情報・押印〇〇工業株式会社 山田太郎 印法人は横判+角印、個人事業主は会社名+認印

1. 宛名

前株・後株にも気を付けて正式名称を記載します。必要に応じて、住所や電話番号も併記します。

2. 請負金額

税抜・消費税・税込を明記するのがベストです。

項目金額
請負金額(税抜)1,500,000円
消費税(10%)150,000円
合計(税込)1,650,000円

3. 施工写真

報告書に写真の添付を求められることもあります。撮影の際は以下のポイントを意識しましょう。

写真撮影のポイント

  • 施工前・施工後同じアングルで撮影する
  • 全体が分かる引きの写真と、仕上がりが伝わるアップの写真
  • 明るい時間帯に撮影し、鮮明な画質を確保する

4. 提出期限・保管期間

法的な提出期限や保管期間の決まりはありません。ただし、報告書の提出が遅れると、請求処理や会計計上にも影響が出ることがあるため、完了後すぐ~1週間以内の提出を心がけます。また、建設業法施行規則で帳簿や書類の保存が5年と定められていることから、5年が目安です。

工事完了報告書をエクセルで作成するメリット

Excelの工事完了報告書は多くの現場で活用されていますが、万能ではありません。導入前にメリット・デメリットを把握しておきましょう。

項目メリットデメリット
コスト無料テンプレートですぐに始められる特になし
操作性使い慣れたExcelなので学習コスト不要スマホ・タブレットからの編集がしにくい
カスタマイズ項目の追加・削除・レイアウト変更が自由自由すぎてフォーマットが属人化しやすい
計算・集計関数で金額の自動計算ができる関数の破損・上書きミスが起きやすい
写真管理セルに貼り付けで対応可能写真が増えるとファイルが重くなる
データ共有メール添付で簡単に送れる複数人での同時編集不可、最新版の管理が煩雑
保管・検索フォルダ管理で保存できるファイルの検索性は低い

Excelが向いているケースは、月間の報告書作成が数件程度で、少人数で管理している現場です。「先に形を決めたい」というスタートアップ段階にもぴったりです。元請業者ごとにフォーマットが異なる場合でも、セル追加やレイアウト変更が自由にできるため、柔軟に対応できます。

Excelでは限界を感じるケースは、人や案件が増えていく組織です。特に現場写真が多く扱う場合、スマホからの入力・編集がしづらいですし、ファイルが肥大化し動作遅延やフリーズを招きます。工事完了報告書の作成頻度が高い場合は、ツールやシステムの導入を検討してみましょう。

工事完了報告書におすすめのツール3種

1. 写真管理に強いツール

Photoruction

工事写真の撮影枚数が多く、整理や仕分けに時間を奪われている現場には、写真管理に優れたシステムが最適です。現場で撮影した写真を自動で仕分けし、報告書に添付できます。

ツール名初期費用月額料金(1名あたり・税込)特徴導入メリット
Photoruction0円要問い合わせAI技術を活用した写真の自動整理機能が強みを持つ施工管理アプリカスタマイズ性が高く、一般的な工事完了報告書に加え、自社に必要な項目も追加可能
ミライ工事0円月額990円~工事写真の撮影・管理、電子小黒板、報告書作成などの機能を搭載し、操作性抜群スマホ1つで報告書を作成可能、ミライ工事写真を導入すれば写真の一元管理もできる

※ 月額料金は一般的なプランにおける価格設定
※ 2026年4月時点

2. シンプルで簡単に使えるアプリ

現場ポケット

ITツールに不慣れな職人が多い現場では、多機能さよりも画面操作のわかりやすさを最優先に選びます。

サービス名初期費用月額料金(税込)特徴導入メリット
現場ポケット0円14,850円機能を絞り込んだシンプルな設計で簡単な設計で、導入後の定着率の高さに定評のあるツール現場写真を自動でアルバム化。テンプレートに写真をはめ込み定型文を選ぶだけで、完了報告書が完成します

※ 月額料金は一般的なプランにおける価格設定
※ 2026年4月時点

3. 多機能で業務を一元管理できるプロワン

プロワン
工事完了報告書ができる「プロワン」

プロワンは、現場に特化した業務管理システムです。営業から施工、保守、請求までの工程を1つのプラットフォームでつなぎ、建設、設備工事、リフォーム、ビルメンテナンスなど、現場起点のデータを一元管理できます。

自社の業務に合わせたフォーマットを自由に作成できるだけでなく、事前に入力した案件情報が自動で報告書に反映。現場のタブレットやスマートフォンで撮影した写真をその場でアップロードして貼り付けるだけで、報告書が完成するため、作業時間を大幅に削減できます。

中野貴利人

株式会社ミツモアのマーケティング本部SaaSビジネス部所属。現場向けの業務支援システム「プロワン」のAIコンテンツマーケティングを担当。建設、設備工事、ビルメンテナンス、リフォームなど、現場業界に向けたお役立ち情報を制作。著書5冊。

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