「DX化で具体的にどうなる?」
「どの機能が業務改善に効く?」
DXは「デジタル技術でビジネスモデルや企業文化そのものを変革すること」を指しますが、具体的に「どのシステムのどの機能が、どう作用するか」はイメージしにくいです。そこで、顧客管理から営業支援、請求管理など、DXを推進するツールに備わっている主要な機能を整理して見ていきましょう。
CONTENTS
DXの具体的な機能でわかる全体像
DXの本質は、バラバラだった情報を1つの業務フローとしてつなぎ、最終的には売上や利益を上げることにあります。まずは、8種類の機能が全体の中でどういうメリットがあるのか、その相関図を確認しましょう。
| 分類 | 該当する機能 | メリット |
| 営業 | 顧客管理 営業支援 見積作成 | 引き合いから見積提示までをスピード化し、成約率を上げる |
| 現場 | 発注管理 ワークフロー スケジュール管理 写真・ファイル管理 | 現場と事務所の情報のズレをなくし、手戻りをゼロにする |
| 経営 | 請求・入金管理 | 現場の完了報告がそのまま請求データに直結し、回収漏れを防ぐ |
顧客管理機能(属人化をゼロにする)

顧客管理がDX化できていないと、顧客情報が紙やExcel、個人のスマホなどにバラバラに管理され、過去の施工内容の確認に時間がかかります。また、担当者不在時には顧客の状況や価格がわからず、対応が遅れてしまうこともあります。
こうした課題を解決するのが、顧客管理機能です。顧客情報と案件データをリアルタイムで共有でき、業務を進めるだけで情報が自動で蓄積されるため、転記や二重入力の手間もなくなります。Excelのような操作感で現場担当者でも使いこなせるうえ、管理項目も柔軟にカスタマイズできます。
営業支援機能機能(爆速レスで成約を生む)

営業の案件管理がDX化できていないと、案件の進捗状況があいまいになり、誰が何を担当しているのかわからず作業が滞ってしまいます。また、対応漏れや遅延に気づく仕組みがないため、クレームが発生してから初めて問題が判明することもあります。
営業支援機能を活用すれば、カンバンボードで案件の進捗を直感的に把握でき、アラート機能により対応漏れを自動で防止します。エリアや失注案件などの条件でターゲットリストも手軽に作成でき、営業活動の標準化と成約率の向上につながります。
見積作成機能(1分でミスなく作る)

見積もり業務がDX化できていないと、担当者ごとに見積書の作り方や保存場所がバラバラになり、品質にばらつきが出てしまいます。また、Excelでの手入力や発注書への転記によるミスや二度手間が発生し、作業工数も増えがちです。
見積もり機能を使えば、テンプレートから項目を選ぶだけで見積書が完成し、スマホやタブレットからも作成できます。価格マスタで単価や粗利率を一元管理でき、見積もりデータは発注書・請求書にもワンクリックで連携するため、転記作業がなくなり粗利もリアルタイムで把握できます。
発注管理機能(言った言わないをなくす)

発注業務がDX化できていないと、見積もりから発注書への手入力で転記ミスや二重入力が頻発してしまいます。また、発注状況をアナログで管理していると、発注漏れや対応遅れに気づきにくく、トラブルの原因になることもあります。
発注管理機能を使えば、見積もりデータから発注書を自動生成でき、転記ミスや二重入力を防止できます。発注書ごとのステータスを一覧で管理できるため、発注漏れも即座に把握できます。さらに、発注内容が原価に自動反映され、案件ごとの粗利をリアルタイムで確認できるため、コストの最適化にもつながります。
ワークフロー機能(どこでも即決裁する)

申請・承認業務がDX化できていないと、紙での回覧に手間と時間がかかり、承認待ちで業務が停滞してしまいます。また、見積書のチェック体制が整っていないと、未承認のまま案件が進行し、採算の取れない見積もりが提出されるリスクもあります。
申請・承認ワークフロー機能を使えば、見積書や請求書をそのまま社内承認に回すことができ、スマホからも即時対応できます。ステータスが一覧で可視化されるため対応漏れを防げるほか、未承認の書類はメール送信や印刷を自動でブロックでき、仕組みによる内部統制の強化にもつながります。
スケジュール管理機能(現場の今を可視化する)

予定管理がDX化できていないと、ホワイトボード頼みの管理でダブルブッキングや抜け漏れが発生しやすくなります。また、担当者ごとに案件の管理方法がバラバラだと、チーム全体の状況把握が難しく、急な変更にもすぐに対応できません。
スケジュール管理機能を使えば、案件や作業予定をカレンダーで一括管理でき、担当者や場所ごとにリアルタイムで共有できます。タスクは顧客や案件に紐づけて自動反映されるため、抜け漏れを防止できます。スタッフの空き状況を見ながら案件の組み替えも簡単にでき、チーム全体の稼働率向上につながります。
写真・ファイル管理機能(探す時間をゼロにする)

写真整理や報告書作成がDX化できていないと、現場で撮影した写真をパソコンに移してフォルダ分けする手間が発生し、事務所に戻ってから報告書を作成するため残業の原因にもなります。また、写真の保存場所がバラバラだと、必要なデータを探すのにも時間がかかります。
写真・報告書作成機能を使えば、スマホやタブレットで撮影した写真をその場でアップロードでき、案件・顧客ごとに自動で整理されます。写真を選んでボタン1つで報告書が完成し、メールやSMSでそのまま送付できるため、撮影から報告書提出までを現場で完結できます。
請求・入金管理機能(回収漏れを完全に防ぐ)

請求・入金管理がDX化できていないと、見積書から請求書への転記作業で入力ミスや二度手間が発生しやすくなります。また、分割・合算・出来高などの複雑な請求パターンをExcelで個別管理していると、入金状況の把握が経理担当者に依存し、対応漏れが起きるリスクもあります。
請求・入金管理機能を使えば、受注した見積書から請求書ドラフトを自動生成でき、転記作業がなくなります。分割・合算・出来高請求にも対応しており、入金・未入金の状況は一覧で確認できます。未入金アラートで対応漏れも防げるため、担当者に依存しない請求管理体制を構築できます。