「毎回計算して入力するのが面倒」
「インボイス対応の請求書を作りたい」
会員登録なしでダウンロードできる無料のExcelテンプレートから、インボイス対応の作り方項目、請求書作成サービスまで、今の作業負担を減らし、法的リスクも解消できる請求書テンプレートを具体的に見てみましょう。
CONTENTS
請求書エクセルテンプレート(シンプル)
必須項目を含んだ基本のテンプレートで、汎用的でさまざまな業種の請求書に使えます。オレンジ色のダウンロードボタンを押すと、登録不要ですぐに使えます。

請求書エクセルテンプレート(インボイス対応)
インボイス請求に必要な項目を網羅しているテンプレートです。内容ごとに標準税率(10%)と軽減税率(8%)を追記することで、税率別に自動集計もできます。

請求書エクセルテンプレート(建設・建築)
建設業、工務店、リフォームなど業種に最適なテンプレートです。工事名、工事場所、工事期間を明記することで「どの現場の請求か」が明確になります。値引きは数値をマイナスで入力すれば、合計金額にも自動反映されます。

請求書エクセルテンプレート(デザイン)
コーポレートカラーに合わせて、色を変えることができます。左上のロゴを差し替えることができるデザイン性の高いテンプレートです。

請求書テンプレートの入力24項目
請求書に記載する必須項目は11個、任意では13項目程度あります。インボイス制度の施行により厳格化されており、記入漏れやミスがあった場合は仕入税額控除が認められないこともあります。
| 項目 | 説明 | 必須・任意 |
|---|---|---|
| 請求書タイトル | 請求書と明記する | 任意 |
| 発行日 | 請求書を発行した日付で、税務上の証憑書類として重要 | 必須 |
| 請求番号 | 請求書を管理するための社内で使う番号 | 任意 |
| 請求先(宛名) | 取引先の正式名称 | 必須(インボイス) |
| 請求先住所 | 取引先の郵便番号、住所 | 任意 |
| 発行元情報 | 自社名、郵便番号、住所 | 必須(インボイス) |
| 発行元連絡先 | 電話番号、メールアドレス、担当者名 | 任意 |
| 登録番号 | 適格請求書発行事業者のTから始まる13桁の番号 | 必須(インボイス) |
| 項目名 | 詳細 | 必須・任意 |
|---|---|---|
| 件名 | 何に対する請求かを明記 | 任意 |
| 日付 | 納品やサービス提供を行った日付 | 必須(インボイス) |
| 内容(商品名・サービス名) | 商品やサービスの具体的な名称 | 必須(インボイス) |
| 仕様・規格 | 商品やサービスの詳細 | 任意 |
| 数量 | 提供する数量 | 任意 |
| 単位 | 個、式、時間、月など | 任意 |
| 単価 | 1単位あたりの金額 | 任意 |
| 金額 | 単価×数量の計算結果 | 必須 |
| 項目名 | 詳細 | 必須・任意 |
|---|---|---|
| 小計 | 全項目の合計金額(税抜) | 必須(インボイス) |
| 消費税 | 消費税額(10%または軽減税率8%) | 必須(インボイス) |
| 合計金額 | 大きく見やすく記載 | 必須 |
| 値引き | 割引がある場合の金額 | 任意 |
| 項目名 | 詳細 | 必須・任意 |
|---|---|---|
| 振込先情報 | 銀行名、支店名、科目、口座番号、口座名義を正確に記載 | 必須 |
| 支払期限 | 具体的に「○年○月○日まで」と記載 | 任意 |
| 印鑑 | 業界慣習により求められる場合がある | 任意 |
| 備考欄 | 振込手数料の負担、支払条件、特記事項などを記載 | 任意 |
インボイスで必須4項目の書き方
インボイス対応の適格請求書の必須項目は、下記の4項目です。
インボイス対応の適格請求書の必須項目
- 書類を受領する事業者の名称
- 発行事業者の氏名と登録番号
- 取引年月日と取引内容
- 税率ごとに区分した対価の額と消費税額
1. 書類を受領する事業者の名称
インボイス(適格請求書)として認められるためには、原則として取引の買い手となる事業者の氏名または名称を正確に記載する必要があります。
2. 発行事業者の氏名と登録番号
インボイス制度における重要な追加項目が、適格請求書の発行事業者の登録番号です。法人の場合は法人番号の前に「T」を付けた形式になり、個人事業主の場合は別途発行された13桁の番号を記載します。
登録番号の記載がない請求書は「適格請求書」とは認められず、受け取った側は仕入税額控除を適用できません。毎回必ず確認します。
3. 取引年月日と取引内容
請求書には「取引が発生した年月日」と「何に対する代金なのかが明確にわかる取引内容」を記載する必要があります。取引年月日は、納品日やサービス提供日を基準にすることが一般的です。ただし、月締めで一括請求する場合などは、「2024年3月分」、「2024年3月1日~2024年3月31日」のように記載してもかまいません。
取引内容は「業務委託料」のような曖昧な表現は不可です。例えば、Webサイト制作の場合なら「○○サイトのデザイン制作費」、コンサルティングなら「○○プロジェクトに関する経営相談(3月分)」といった具合に、第三者が見ても取引の実態を把握できる程度の具体性が求められます。
4. 税率ごとに区分した対価の額と消費税額
10%対象と8%対象の合計金額を分けるだけではなく、税率ごとに消費税額を計算して合計金額とは別に記載します。
| 税率区分 | 税抜合計金額 | 消費税率 | 消費税額 |
|---|---|---|---|
| 標準税率(10%) | 50,000円 | 10% | 5,000円 |
| 軽減税率(8%) | 20,000円 | 8% | 1,600円 |
| 合計 | 70,000円 | − | 6,600円 |
税率ごとに区分して表示することで、受領側は正確な仕入税額控除の計算が可能になります。すべてを一括で「消費税○○円」と記載する従来の方法では、要件を満たせません。最初から税率区分の項目を設けるExcelテンプレートがおすすめです。
エクセルで請求書を作るメリット
1. コストをかけずに作成できる
Excelはすでに多くのパソコンにインストールされているため、追加費用がかかりません。無料テンプレートも豊富に公開されており、デザインや機能の異なる選択肢から自社に合ったものをダウンロードできます。
また、学習コストもゼロです。大半の従業員はExcelの基本操作を知っています。新しいシステムの操作方法を覚える必要がなく、誰でもすぐに作成業務に入れるため、引継ぎも容易です。
2. 自由にレイアウトを調整できる
Excelの利点は、自社の業務フローに合わせて自由にカスタマイズできる点です。取引先によっては「指定の請求書フォーマット」を求められることがありますが、Excelなら柔軟に対応できます。
例えば、建設業では「工事名称」や「工期」の項目が必要ですし、デザイン業では「著作権の帰属」や「修正回数」を明記する必要があります。システムではカスタマイズ費用がかかってしまう変更も、ニーズに合わせて調整ができるのがExcelの強みです。
3. ネット環境に依存せず作業できる
Excelはインターネット環境がなくてもパソコンさえあれば開けます。ネット接続が不安定な場所や、移動中の電車内でも場所を選びません。Webブラウザ特有のページ読み込み時間もなく、サクサク入力できるレスポンスの良さは、ローカルファイルのExcelならではの強みです。
エクセルで請求書を作るデメリット
1. 入力ミスや計算ミスのリスク
金額の桁を間違えたり、消費税の計算式を誤って削除したり、使いまわしたファイルで取引先名の修正を忘れたり、どのように注意してもミスは発生します。請求書を受け取った取引先からの指摘で初めて発覚することも多く、信頼関係に影響を与えかねません。
特に繁忙期にはミスの発生率が高まります。最悪の場合、誤った金額で入金処理が進んでしまい、取引先への謝罪や経理処理の修正に労力を要します。
2. 法改正の対応が負担になる
インボイス制度のような大きな税制改正があると、テンプレートを自分で更新しなければなりません。実際、インボイス制度の導入時には、多くの事業者が「登録番号をどこに記載すべきか」「税率区分の書き方はこれで正しいのか」といった疑問に直面しました。
近年の法改正により、Excelでの適法な請求書作成は難易度が上がっています。法律の専門知識がない状態で、最新情報をキャッチアップし、自己責任で修正や判断をするには時間と労力がかかります。
3. 承認・送付フローがアナログになる
Excelで作成した請求書は、承認から送付までのフローがアナログになります。請求書ファイルをメールに添付して上司に送り、承認を得たら印刷して押印し、PDFに変換して取引先へメール送信、または封筒に入れて郵送する。このような一連の作業は、手間がかかるだけでなく、進捗管理も困難です。
承認がどこまで進んでいるか、いつ誰に請求書を送ったのか、Excelでは記録が残りません。別途、送付管理表を作成する必要があり、二重管理の手間が発生します。
請求書作成におすすめのサービス
1. 請求書発行に特化したシステム5選

請求業務を今よりもスムーズに進めたいなら、請求書作成サービスを最適です。入力チェック機能でミスを防ぎ、法改正に対応したアップデートが自動で提供されます。多くのサービスには無料プランが用意されており、機能や枚数に制限はあるものの、コストをかけずに使用感を確かめられます。
| サービス名 | 月額料金 | 無料プラン | 特徴 | おすすめ |
|---|---|---|---|---|
| Misoca | 806円~ | 〇 | 見積書、納品書、請求書をテンプレートで簡単作成。メール送付や郵送代行もワンクリックで可能 | 難しい機能は不要で、簡単にスマホやパソコンで請求書を作りたい小規模企業 |
| MakeLeaps | 1,100円~ | 〇 | 承認フローや入金消込までカバー。郵送代行が安価 | 組織的な発行業務を効率化したい中堅企業 |
| freee請求書 | 2,178円~ | 〇 | インボイス制度に対応した適格請求書を無料で枚数制限なく作成可能 | コストをかけずに、法対応したい個人事業主や創業期の企業 |
| マネーフォワード クラウド請求書 | 2,728円~ | - | 請求書を作ると同時に売掛金仕訳が自動登録。会計ソフトとの連携が強み | マネーフォワード会計を使っていて、会計業務まで効率化したい企業 |
| 請求管理ロボ | 5,000円~ | 〇 | クレカ決済や口座振替と連動し、面倒な入金確認(消込)作業を全自動化 | 請求先が多く、毎月の銀行口座の入金確認と消込作業に追われている企業 |
※ 2026年1月時点
※ 月額料金は一般的なプランにおける価格設定
2. 営業・現場・経営から請求書まで連携するシステム

プロワンは請求書発行・管理機能を備えた業務管理システムです。現場の作業報告書や営業の見積データがそのまま請求書に変換されるため、転記ミスや二度手間を削減できます。現場仕事が多く、事務所での入力作業をなくしたい企業に向いています。
