金属加工技術をベースに多角展開、アグリテック事業が新たな柱に
-貴社の沿革・事業内容について、簡単に教えていただけますでしょうか。
大田様:創業は配管資材の製造販売です。そこから建築分野へと派生し、立体駐車場や太陽光発電架台を開発してきました。加工・制御技術が蓄積された結果、今年度からアグリテック事業を正式に事業化し、ビニールハウス「スーパーアグリハウス」やコンテナ型植物工場などを提供しています。
ー案件規模と顧客層について教えていただけますでしょうか。
大田様:スーパーアグリハウスの場合、受注から竣工まで約半年〜1年。そのため、月間の成約件数は0〜1 件と少ないのですが、並行して動く案件は常に複数あります。ターゲットは「農業に参入される法人様」で、株式会社CVSベイエリア様などとのお取引もあります。
立ち上げ期に“理想の運用”を実装 プロワン導入の背景
ープロワン導入前の業務管理体制について教えてください。
安藤様:見積書はExcel、仕様書はWord、図面はCAD、そして発注・入出金は会計システムへ手入力―という具合に、工程ごとにツールがばらけていました。ファイルは担当者ごとのPCに保存され、共通サーバーや一元管理の仕組みはありませんでした。
大田様:営業がExcelで見積を作り、設計がWordやCADで仕様を整え、施工や資材がそれぞれ別シートを作成する流れです。手順そのものは開発グループで標準化していましたが、資料は部署ごと・個人ごとに点在していました。
ー導入前にはどのような課題がありましたか?
大田様:アグリテック案件では、見積や補助金対応のたびに金額を更新するものの「誰が・いつ・何を」直したかを追えず、履歴確認に時間が掛かっていました。1件の期間が長く複数案件が並行するため、部門間で進捗を共有するにもひと手間かかります。営業1名で年3件程度はこなせているものの、見積・申請書作成に工数を取られるため、件数を増やすには余力づくりが必要だと感じていました。
ープロワンを知ったきっかけを教えてください。
大田様:アグリテック案件では、見積や補助金対応のたびに金額を更新するものの「誰が・いつ・何を」直したかを追えず、履歴確認に時間が掛かっていました。1件の期間が長く複数案件が並行するため、部門間で進捗を共有するにもひと手間かかります。営業1名で年3件程度はこなせているものの、見積・申請書作成に工数を取られるため、件数を増やすには余力づくりが必要だと感じていました。
分散データを一気通貫へ 図面・仕様書・見積を集約するプロジェクト管理
ー実際に業務のどのような場面でプロワンが使われますか?
大田様:現段階では提案から見積提出までが中心です。ビニールハウスや植物工場の仕様をあらかじめテンプレート化しておくと、案件ごとに呼び出すだけで図面・仕様書・見積が一式そろいます。営業、設計、施工管理、資材調達の4部門が同じ案件画面を見ているので、変更履歴や進捗も一目で分かります。
また、見積書はメールで添付せずプロワンから直接送付しています。提出日時や最新データが自動で共有され、「送った?最新どれ?」という確認がかなり減りました。
ープロワンで特に魅力に感じていただいている点はありますか?
大田様:見積機能ですね。コストと粗利をワンクリックで試算できるので、補助金有無や仕様差のパターン比較がすぐに出来ます。また「誰が・いつ・何を」変えたか履歴が残るので後追いがラクになりました。
安藤様:もう一つは“こちらがシステムに合わせる”のではなく、“システムのほうがこちらに合わせてくれる”柔軟さです。画面項目やワークフローを自由にカスタマイズできるので、自社が思い描く業務管理をそのままシステム上で再現できる点は大きなメリットでした。

コストや粗利もリアルタイムで確認
見積画面でテンプレートを選択すると、部材明細・数量・単価・工数が自動展開されます。数量や単価を調整するたびに原価・粗利額・粗利率がリアルタイムで再計算され、補助金や値引きもワンクリックで反映。こうして複数パターンの利益シミュレーションをその場で比較できます。

柔軟なカスタマイズと細やかな権限制御
プロワンでは、画面に表示する項目・編集可否・承認ルートを役割ごとに細かく設定できます。たとえば「営業は案件作成と削除が可能」「設計は同じ仕事を閲覧と更新だけに制限」といった権限を数クリックで付与でき、部門間で見せたい情報だけを安全に共有可能です。
ーご提案から運用開始における担当者の対応についてはいかがだったでしょうか。
大田様:提案段階から運用開始まで、常に寄り添ってもらえました。こちらが要望を出すと、その場で「運用で対応できる方法」か「開発が必要な場合の目安」を明確に示してくれるので社内調整がしやすく、立ち上げもスムーズに進みました。
安藤様:チャットでも質問することができ、運用後の細かな疑問もすぐ解消できます。システムだけ渡して終わりではなく、挫折させない体制が他社と一線を画していると感じました。
3年計画のエンジンはDX 進捗可視化が切り拓く受注拡大シナリオ
ー今後の貴社の展望を教えてください。
大田様:会社全体では3年計画で売上をさらに伸ばす方針です。アグリテック事業部に限っても、年間3件だった受注を6件まで引き上げたいと考えています。そのためには、案件進捗をリアルタイムに見える化し、「誰が・何を・いつまでに」といった管理を徹底することが不可欠です。加えて、過去案件の図面・仕様・見積をすぐ呼び出して転用できれば、提案から受注までのスピードも上げられます。こうした数字面の目標に加え、社長の強い意向として “DXを全社的に推進する” というテーマがあります。プロワンをはじめとするシステムを積極的に取り入れ、業務プロセスのデジタル化を加速させたいと考えています。
ー今後の貴社の展望を教えてください。
安藤様:まずは長期・大型案件でも使いやすいガントチャート表示がほしいですね。これがあれば部門をまたぐ工程を俯瞰しやすくなります。また、設計部門が使うCADデータとの連携、会計システムとの自動同期が実現すると、見積・調達・会計まで完全に一気通貫になります。
大田様:まずはアグリテック事業で導入しましたが、将来的には立体駐車場や太陽光など他事業にも水平展開したいと考えています。その際、各事業ごとのフローを柔軟に取り込める拡張性やナレッジの横展開が欠かせません。プロワンには私たちの“伴走者”として、事業拡大とDX推進の両面で進化を続けてもらえることを期待しています。

プロワンの導入はカスタマーサクセスのスタートにすぎません。導入後、プロワンは導入企業様と併走し、事業成長というゴールに向かって全力で支援します。これから、企業様それぞれの成長物語をお届けしていきます。